シカゴでは、有力市議が有名なショッピング街マグニフィセントマイルへの馬車の乗り入れを禁止する条例案を提出した。ソルトレークシティーでは、昨年8月に通りで倒れた馬車馬が死んだことを受けて、市議会が今年3月に馬車禁止条例案提出。小差で否決されたものの、新たな馬車規制条例案が可決された。
馬車廃止運動の先陣を切っているのはニューヨークのデブラシオ新市長。「現代において街に馬車馬がいるのは合点がいかない。
なくすつもりだ」と述べ、馬車の全面禁止を唱えている。馬車反対論者は、馬は街の騒音と雑踏の中を歩くよう飼育されてはおらず、マンハッタンのミッドタウンのように猛暑に見舞われることが多い場所を歩くことには慣れていないと主張する。これに対し、全米で約1200人を数える馬車のオーナーらは、ニューヨークなど大都会の馬はきちんと世話をされており、馬車に対する規制も厳しいと反論する。
馬車存続を支援している俳優のリーアム・ニーソンさんは、デブラシオ市長は御者組合の要請に応じて、馬がどのように飼われているのか実際に自分の目で確かめるべきだと述べる。これに対し、市長の報道官は、馬車業界は人道的ではないとし、市長は馬と御者の双方に利益となるようなアイデアを考えていると話す。
馬車を違法とする動きは、動物愛護団体の働き掛けとともに、馬車馬の死や怪我が大々的に報道されたことから拍車が掛かった。
フィラデルフィアやアトランタ、シンシナティーなどでも馬車を禁止すべきだとの声があがっている。
ソルトレークシティー市議会のルーク議長は、昨年馬車馬が死んだことから、馬車規制の強化条例案を推進したと話す。同法では、3月5日以降摂氏マイナス12度以下、40度以上では馬車馬を働かせてはならないことになった。ニューヨーク市では、馬車は警察などの厳しい規制を受けているほか、馬は毎年5週間休みをとり、連続して9時間以上働かせることはできない。
馬車を違法にすると、ニューヨーク市では300-400人の御者が職を失うという。昨年11月の市長選に勝利したデブラシオ氏は、車をアンティーク調の電気自動車に切り替えるとの公約を掲げ、動物保護団体の支持を受けた。ニューヨークでは、毎日150台ほどの馬車がセントラルパーク一帯を20分間散策する観光を行っており、何千人もの観光客が集まる。料金は約50ドル(約5100円)。
動物愛護団体「ピープル・フォー・エシカル・トリートメント・オブ・アニマルズ」(PETA)のマシューズ上級副理事長は、街中を歩くのは「馬にとっては自然な生活ではない」と指摘する。PETAは、ニューヨーク市が馬車を禁止した際には、およそ200頭の馬車馬のうち最大30頭を受け入れるとし、馬を譲り受けたいと申し出ている人もいるという。
ニューヨーカーは馬車存続に賛同しているようだ。クイニピアック大学世論調査研究所が先週行った世論調査では、同市の有権者のほぼ3分の2が、馬車禁止を望まないと答えた。
デブラシオ市長に触発されてシカゴでも馬車禁止の動きが出ている。シカゴ市議会のオルダーマン・エドワード・ブルク議員は、ニューヨークに先んじてシカゴで馬車禁止を実施させたいと語る。エマニュエル・シカゴ市長は、馬車規制強化への支持を公にしているが、市長の側近は全面禁止については、同市長はまだ態度を決めていないと語る。
ソース(ウォール・ストリート・ジャーナル日本版) http://jp.wsj.com/article/SB10001424052702303495304579460393796022488.html
写真=NYの観光馬車
馬車馬の如くとは何だったのか
近代キチガイのディストピアだわ
wwwww
あの反日レイシストのしわしわ婆
車か馬車か選べるのに、自分で馬車選んで
動物虐待したんだよね
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