ワンダーアキュート（９歳）年内で引退　種牡馬に

【チャンピオンズＣ】９歳馬ワンダーアキュート、ＪＲＡラストランを悲願のＧ１制覇で飾る！

前身のジャパンＣダートを含め、今回が６回目の挑戦となる９歳馬ワンダーアキュートが、いよいよＪＲＡラストランを迎える。長くダート戦線で活躍してきたベテランは年内で引退し、種牡馬入りが決まった。

　「これだけ長くやってきたのは本当にすごいこと。並の馬じゃない。思い出がありすぎて」と佐藤正調教師。名牝ブエナビスタと同じ０６年３月１４日に誕生。ヴァーミリアン、エスポワールシチー、トランセンド、スマートファルコンなど砂の猛者と戦ってきたカリズマティック産駒は今回がデビューから４７戦目となる。

前走の南部杯でもしぶとく伸びての３着。衰えは感じさせない。「若い頃と大きく変わったような感じはない。この年齢でも走る気力は十分ある。中間、上昇線を描いて調整できている」と和田。これまで最多の２６度のコンビを組んできた鞍上は１２年のＪＢＣクラシック（川崎）でＧ１初制覇に導き、今年のかしわ記念では９歳馬による史上初の平地Ｇ１制覇を達成している。

　だが、歴戦の雄もＪＣダートでの３年連続２着（１１～１３年）を始め、ＪＲＡのＧ１は９戦未勝利。レース後の状態次第では、東京大賞典に向かう可能性もあるが、悲願への挑戦はこれが最後だ。「いい形で締めくくりたいね。百戦錬磨のキャリアを生かして頑張ってほしい」と佐藤正調教師。悲願のＧ１制覇へ、残された短い時間を愛馬とともに戦い抜く。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151201-00000249-sph-horse

46戦13勝 [13-10-7-16]

中央獲得賞金　47369万円
地方獲得賞金　38661万円

計　86030万円

GⅠ成績

3歳
5着　ジャパンダートダービー
6着　ジャパンカップダート

4歳
10着　東京大賞典

5歳
2着　ジャパンカップダート
2着　東京大賞典

6歳
3着　フェブラリーS
1着　JBCクラシック
2着　ジャパンカップダート
3着　東京大賞典

7歳
2着　川崎記念
3着　フェブラリーS
3着　帝王賞
2着　JBCクラシック
2着　ジャパンカップダート
2着　東京大賞典

8歳
6着　フェブラリーS
3着　かしわ記念
1着　帝王賞
3着　JBCクラシック
5着　チャンピオンズC
7着　東京大賞典

9歳
9着　フェブラリーS
1着　かしわ記念
8着　帝王賞
3着　南部杯
?着　チャンピオンズC
?着　東京大賞典