鎖骨骨折からわずか20日　福永祐一騎手(40)が復帰戦でいきなり白星　有馬記念ではシュヴァルグランに騎乗

３日の阪神５Ｒで落馬し、右鎖骨を骨折し、戦列を離れていた福永祐一騎手（４０）＝栗東・フリー＝が２３日の阪神競馬で復帰した。４Ｒの２歳未勝利（芝１８００メートル＝１３頭立て）を４番人気でハーツクライ産駒のマイスタイル（牡２歳、栗東・昆貢厩舎）で勝ち、復帰戦でいきなり白星を挙げた。勝ちタイムは１分４９秒０。

福永騎手は好スタートを決めると、内の３、４番手の絶好位から追走。直線で仕掛けると、グングンと伸びて２着のマスターコードに１馬身３／４差をつけて快勝した。

落馬したベルクロノス（２歳未勝利）と同じ昆厩舎の管理馬での勝利に、福永騎手は「良かった。痛いところはないけど、心臓に負荷をかけてなかったからね。人間の方の息ができてなかった。でも１回乗れば、そこは変わる。初戦でいい馬に乗せてもらえて良かった。この厩舎の馬で勝てたのが何より」と笑顔を見せた。

勝ったマイスタイルについても「初戦から期待していた馬。１回使って良くなっていたし、期待通りに勝ってくれた。先頭に立って遊ぶところがあったけど、それは伸びしろのある証拠。上のクラスでも楽しみ」とデビュー２戦目で勝利へ導き、安どしていた。

昆調教師は「いいメンバーがそろっていて、ここで勝てるようならと思っていたけど良かった。期待していた馬が、期待通りに勝ってくれた。先々まで楽しみ」と今後に期待した。

スポーツ報知
http://www.hochi.co.jp/horserace/20161223-OHT1T50104.html