ピンクブーケ失格の禁止薬物、米国から輸入の飼料添加物に含まれていたことが判明

競走馬:輸入の飼料添加物にカフェイン…ピンクブーケ失格

　千葉県船橋市の中山競馬場で昨年１２月、レースで１着になった「ピンクブーケ号」（２歳）から禁止薬物のカフェインが検出された問題で、カフェインは輸入元の米国からピンクブーケ号の所属厩舎（きゅうしゃ）に納められた飼料添加物（サプリメント）に含まれていたことが日本中央競馬会（ＪＲＡ）と県警船橋署への取材で分かった。同署は馬の競走能力を向上させる意図的な投与だった可能性は低いとみているが、ＪＲＡはチェック体制が問われかねないとして、引き続きカフェイン混入の経緯を調査している。

　ＪＲＡによると、ピンクブーケ号は昨年１２月７日の第６競走で１着となったが、１?３着馬に義務付けられているドーピング検査で、競馬施行規程で定められた禁止薬物のカフェインが検出された。カフェインには興奮作用があり、競走能力を高めるとされる。ＪＲＡで禁止薬物が出たのは２１年ぶり。同号はレース失格となったが、馬券購入者に責任はないとして、払い戻しに影響はなかった。

　関係者によると、ＪＲＡ側は厩舎関係者から出走前に食べた飼料などを確認。競走馬理化学研究所（宇都宮市）が詳しく検査した結果、米国から輸入した飼料添加物からカフェインが検出されたという。同じ複数の商品から検出されていることなどから、米国で製造する際、何らかの理由で混入し、チェックをすり抜けた可能性がある。ＪＲＡから依頼を受けた同署は競馬法違反の疑いもあるとみて捜査している。

※下記リンクより、一部抜粋。続きはソースで
http://mainichi.jp/select/news/20150119k0000e040184000c.html